「なんで こんなの買ってしまったんだろう?」
表紙から威厳を放つこの本は、確かに自分で選んで買ってきたものなのに
その本の表紙を目にするだけで、なぜか憂鬱な気持ちになる。
開いてみたものの、冒頭から全く意味不明。
そんな「難しい本」や、分厚く立派なカバーの「難しそうな本」を最後まで読み切る攻略方法について『 独学術 /著者 白取 春彦 』を参考に実践してみました。誰にでも簡単に実践できる方法だったので、試してみてはいかがでしょうか♪
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難しい本を読む方法① 踏んじゃうくらいぞんざいに扱ってみる
本を踏んでしまうのはちょっと大袈裟な話ですが
難しそうな面倒そうな本を買ってきたら、まず食卓のテーブルやソファーの上など
普段リラックスして過ごす場所の近くにポンッと投げ置いておきます。
間違っても本棚や勉強机に置いたりしてはいけない。
難しそうな本の横でカレーやラーメンを食べたり、本を鍋敷きやコースターとして代用してみたり、ソファーでは枕替わりにしてみたり…
本が壊れない程度に、雑に扱ってみましょう。
そうやってしばらくすると、難しいそうな本も「普段の生活」に馴染んできて
「難しそうオーラ」がだんだんと薄れていきます。
難しい本を読む方法②ボーっと眺める
少し難しそうな本の威厳が薄れてきたところで、本を開きます。
まず、目次をさっと読んでみます。わからない単語や漢字があっても絵や写真をみるように眺める程度で良いのです。
そして、パラパラと本をめくって数行を読んで、また別のページにめくって数行読む。
次に最初と最後のページを少し読んでみる。
そうするとこの本、またはこの著者の文章の癖や出方が分かってきます。
そんなことをしていると、だんだんとまた「難しそうな本」の威厳が薄れていきます。
難しい本を読む方法③まじめに読まない チラ見でOK
本の威厳が薄まったところで
「さぁ!読むぞ!!」と意気込んで時間をわざわざ作り、机の前でかしこまって読んだりしてはいけません。
「たまたま食後に目についたから コーヒー片手に横目でパラパラ読んでみた」 くらいのノリで良いのです。
数行読んで終わりのチラ見読みでも構いません。
そんなことを重ねていると案外、少しづつでも読み進んでいきます。
難しい本を読む方法④気分に余裕がある時にしか読まない
気分が落ち込んでいる時、 体調が良くない時、お腹が空いている時や
時間がない時に「難しい本」は読まない方が無難です。
満腹で気分がよく、リラックス状態にある食後などに読むのがおススメです。
つまり「難しい本」に対して優位、もしくは同等に向き合える状態で「難しい本」の読書に臨むことが必要ということです。
その難しい本は、悪い本かもしれない
①~④のように斜めに向き合ってみた 「難しい本」も、半分くらい読んでしまうと
だいたいの中身が見えてくると思います。
それでも「なんにも、全然、まったく理解できない!!!」という本は
もしかするとその本は「難しい本」ではなく「悪い本」なのかもしれません。
著者が独りよがりに書いていたり、錯乱状態で書いた本かもしれません。
「大丈夫です。あなたの能力が低いわけではありません!!」
と言われたようで、ちょっと安心しますが、実際にそういう本は山ほどあります。
「独学術」難しそうな本とセットで買ってみた♪
ある人のお薦め本を読んでみたくて、本屋へ行って少しその本を立ち読みしていたら、全然意味がわからなくて、悔しくて悔しくて「絶対読み説いてやる!!」と意気込んでレジに向かう途中に偶然にも出会った本がこの「独学術」です。
パラパラと少し立ち読みしてみると、「難しい本の読み方」についても書いてあったので
この時に出会ったのは運命だ~と思って「難しい本」と 一緒に購入してみました。
「タイトルにあるように「独学とは…」ということを著者の観点より述べられている本です。独学術といっても、いわゆる勉強する方法ではなく、知識や教養を得るための独学についてです。
まとめ
「難しい本の読み方」 について正直、子供騙しのような方法で鼻で笑ってしまったところもありましたが、勝手な先入観を持たずに、少しづつ受け入れていくという事が大事ということと解釈しました。
「気難しそうな上司とある日お酒の席で話してみたら実はとても面白くて、ためになる話を沢山聞かせてくれた」みたいなことではないでしょうか。
私の買った「難しい本」も完読まであと少しです。
買っただけで放置している本はありませんか?
とりあえず、その本と一緒に食卓を囲んでみてはどうでしょう。