R E G R E T
こんにちは。エヴリです♪
誰に話すこともなかった事実、私は高校を中退しています。
つまり、履歴書上は中卒です。
高校中退から20年目、39歳の私が先日
「高認(高校卒業程度認定試験)」の受験願書を提出してきました。
高認(高校卒業程度認定試験)とは
「高校卒業程度認定試験」略して「高認」。
まだ誰もが知っているほどの認知度はないかと思います。
では、「大検(大学入学資格検定)」と言えばどうでしょう?知っている人も多いはずです。
「大検(大学入学資格検定)」は2005年(平成17年)より 「高認(高校卒業程度認定試験)」 に名称が変わりました。どちらも同じ試験です。
この試験を受けて合格することで
「高校を卒業した程度の学力はあるよ!! 」ということが認められます。
高認の以前の名称にもあるように、高認を合格すれば大学の入学資格が得られます。
また、高等学校卒業以上を受験資格としている国家資格や国家試験(一部除外あり)の受験も可能になります。
高認に合格しても高校卒業とは書けない
「高校卒業程度認定試験」は合格しても、履歴書に「高校卒業」とは書けません。
「高校を卒業したよ」と言うのも間違いです。
あくまでも
「高校を卒業した程度の学力はあるよ!! 」ということが認められただけなんです。
私も、高認について調べるまで 合格すれば「高校卒業」と 書けるるものだと思っていました。だけど良く考えれば、それでは毎日高校に真面目に通って授業を受けている人や、いた人の立場がないですもんね。
高認受験以外の選択肢
私のように社会人になって高校卒業(程度認定)を目指す場合、高認を受験する以外にもう一つ方法があります。
通信制高校への編入
ほとんどの通信制高校で社会人コースが設けられています。
入学の時は編入試験があるところもありますが、簡単な筆記試験や作文、面接などです。 入学後は、決められたレポートの提出と、決めたられた通学日に登校することができれば、ほぼ確実に卒業できます。
高認との大きな違いは「高校卒業」と履歴書にちゃんと書ける点です。
「受験科目」と「免除科目」
高認の試験科目は、8~10科目。
国語 | 数学 | 英語 | 世界史 | 日本史 地理 | 現代社会 | 倫理 政治経済 | 理科 |
既に取得している単位があれば科目免除を受けられます。
私は高校を途中まで行っていたので取得済の単位があり、幾つかの免除を受けて
試験が必要な科目は3科目(英語・化学・地理)。
受験科目数や苦手科目、ライフスタイルや自分の性格、お財布事情など
色んなことを考慮した試験対策を選ぶことが大事ですね。
アラフォーで受験するということ
高認の受験資格は16歳以上。
2018年には約10,815人が受験しました。
受験する人の年齢層は18~20代が全体の7割、30~40代のアラフォー世代は、2割
それ以上の年代が、1割です。
アラフォーの受験理由
30代後半~40代の高認の受験の2大理由というと
- 就職または、スキルアップの為
- 学歴コンプレックスを克服したい
私もどちらかというと後者の方です。
「学歴コンプレックスを克服したい 」という受験理由は、他の年代ではない
30代後半~40代の特有の理由だそうです。
◎なぜ アラフォーは学歴コンプレックスを感じるのか
20代までは学校の入学や卒業、就職や結婚、出産などの大きな環境変化が起こることが多いですが、30代になるとそういった環境変化がほぼ無くなり良い意味でも悪い意味でも落ち着いて「自分の人生を振り返る」ことが多い年代が「30代」です。
忘れることはないけれど、忙しくて頭の隅の方に追いやられていた
「高校中退」「中卒」というコンプレックスが、この時期にクローズアップされて
その事実と向き合うこととなるのです。
時間がないアラフォーの勉強法
時間もお金もない私が選択したのは、「独学」という勉強法です。
過去の試験問題を一通りやって「弱いな」と思ったところをネットで調べて勉強したり、参考書などで補うという極シンプル且つお金のかからない勉強法です。
◎時間にもお金にも余裕があるなら…
「勉強から遠ざかりすぎていて、何からやっていいかわからない!!」
「勉強を続ける自信がない」
「そもそも参考書が理解不能」
…などの不安な点が「独学」にはありますよね。
もし、時間とお金に余裕があるなら
高認試験対策の為のスクール(通学・通信)に通うという選択もあります。
通学も通信制も、有名どころの塾や通信制高校が高認専門コースとして運営していることが多いです。
気になるそれぞれの受講期間や費用は ?(全科目を受講する場合)
【通学制】期間4ヶ月~1年で費用は65~80万円(入学金・受講料・教材費含む)
【通信制】期間4ヶ月~1年で費用は25~35万円 (入学金・受講料・教材費含む)
「 受験会場で浮いた存在にならないか...」
ちょっとした心配事ですが、気になるところです。
20代前半までの受験者数と比べるとアラフォー世代の受験性は、少ないように感じますが、細かくみてみると21~25歳と、31~40歳の受験者数はほぼ変わらないということがわかりました。
それほど気にしなくても大丈夫そうですね。
ちなみに、2018年8月の高認試験の合格者の最高年齢は77歳!!
「もうアラフォーだし…」だとか言って、逃げていてはダメですよね。
アラフォーの合格率
2018年8月高認試験の合格者数は
受験者:10,815人 合格者:4,562人(科目合格者5,253人)
合格者の平均年齢は、22.2歳です。
年代別の合格者数は、公開されていないので正確な数字はわかりませんが
合格者の平均年齢が22.2歳なので、10代や30代以上は合格者が全体より少なくなっているという事が分かります。
◎高認は落とすための試験ではない
「合格者平均年齢が22.2歳なら、アラフォーからの挑戦は無謀なのでは?」
と思ってしまいますよね。
だけど 高認の試験の特色をみてください。
- 試験問題のレベルは高校1から2年生の内容程度
- 試験の解答方法は、択一式のマークシート方式
- 合格ラインは各科目40点くらい
中学高校から離れた時間が長いほど難易度は少々上がりますが、その分はしっかり
備えて(勉強して)いけば、アラフォーでも無謀な挑戦では無い!といえるでしょう。
一発合格を目指します!!
高認は、一度の試験ですべての科目を合格する必要はありません。
「今回は3科目だけ受検して、残りの科目は来年に受験しよう~」でもOKです。
もちろん、全科目を一度に受験しても構いません。
受験した科目が不合格だった場合も、また次回に受験することができます。
合格科目を積立式にして、ゆっくりじっくり進める事が可能です。
ですが、私は 「一度の試験で合格証書を手に入れるぞ!!」と意気込んでいます。
仕事や家事、ブログも書きたいし、写真も撮りたい!!というワガママで常に時間不足が発生してる中での受験です。 私の受験必要科目数は3科目と少なめなので、短期集中で臨み一発合格することをココに宣言します!!
参考にした高認関連サイト
高認の受験にあたって参考にサイトです。受験を検討する人は是非チェックしてみてください。
文部科学省 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
高卒資格.com